2016年に電気の自由化、2017年にガスが自由化により、よりお得な新プランがいくつも発表されています。どの会社、どのプランがよりお得か比較してみました。
現在、九州では限られている地域で「電気とガスのセットプラン」が契約できます。結論から記載しますと、この契約により違約金など発生しませんので、新しいプランに変更した方がお得だと思います。
もし2年契約を適応した場合も、途中解約は既割引分を清算するだけです。スマートファミリープランの2年契約の場合、1年間の割引額は777円で、月にすると64円で、その分を清算することになります。
九州電力と西部ガスのプランを比較します。比較するプランはこの2つです。
※契約アンペアの確認方法とガスの使用量の目安は下に記載しています。
西部ガス「プラスでんきプラン」は30A以上です。
比較会社 | 九州電力 | 西部ガス | |||
---|---|---|---|---|---|
プラン | きゅうでんガスのセット契約割引 | プラスでんきプラン | |||
ガスの使用量0~5㎥で | 5~15㎥ | 15~30㎥ | 100㎥~ | ― | |
10A | 100円割引 | 200円割引 | 500円割引 | 700円割引 | 割引なし |
15A | 100円割引 | 200円割引 | 500円割引 | 700円割引 | 割引なし |
20A | 100円割引 | 200円割引 | 500円割引 | 700円割引 | 割引なし |
※契約アンペアの確認方法とガスの使用量の目安は下に記載しています。
比較会社 | 九州電力 | 西部ガス(基本料金) | |
---|---|---|---|
プラン | きゅうでんガスのセット契約割引 | プラスでんきプラン | |
ガスの使用量0~5㎥で | 5~15㎥ | ― | |
30A | 100円割引 | 400円割引 | 124.8円割引(750円) |
40A | 100円割引 | 400円割引 | 226.4円割引(940円) |
50A | 100円割引 | 400円割引 | 348.0円割引(1100円) |
60A | 100円割引 | 400円割引 | 499.6円割引(1250円) |
電力量料金より-0.06円/1kWh |
西部ガスは基本料金が大きく割引されます。九州電力はガス料金がおおよそ2107円~4530円の方ならば、400円割引の可能性があります。
※契約アンペアの確認方法とガスの使用量の目安は下に記載しています。
比較会社 | 九州電力 | 西部ガス(基本料金) |
---|---|---|
プラン | きゅうでんガスのセット契約割引 | プラスでんきプラン |
ガスの使用量15~30㎥で | ― | |
30A | 600円割引 | 124.8円割引(750円) |
40A | 700円割引 | 226.4円割引(940円) |
50A | 800円割引 | 348.0円割引(1100円) |
60A | 900円割引 | 499.6円割引(1250円) |
電力量料金より-0.06円/1kWh |
九州電力はガス料金がおおよそ4530円以上の方ならば、600円以上の割引の可能性があります。
※契約アンペアの確認方法とガスの使用量の目安は下に記載しています。
比較会社 | 九州電力 | 西部ガス(基本料金) | |
---|---|---|---|
プラン | きゅうでんガスのセット契約割引 | プラスでんきプラン | |
ガスの使用量30~100㎥で | 100㎥~ | ― | |
30A | 800円割引 | 1000円割引 | 124.8円割引(750円) |
40A | 900円割引 | 1100円割引 | 226.4円割引(940円) |
50A | 1000円割引 | 1200円割引 | 348.0円割引(1100円) |
60A | 1100円割引 | 1300円割引 | 499.6円割引(1250円) |
電力量料金より-0.06円/1kWh |
九州電力はガス料金がおおよそ7948円以上の方ならば、800円以上の割引の可能性があります。
現在、電気は九州電力で契約し、ガスは西部ガス等のガス会社で契約している方が多いと思います。電力会社で電気、ガス会社でガスを契約することが当たり前でした。自由化により、電力会社がガスを、ガス会社が電気を売ることができるようになりました。
電気とガスをセットで契約することにより、基本料金や使用料金から割引されるお得なプランが発表されています。
九電のガス供給地域の確認→九電公式サイトwww.kyuden.co.jp/gas_system.html#gas_area
工事費等の発生はありません。
オール電化や夜間の割引料金のプランを使用している場合は、新プランで割高になる可能性があります。
スマートファミリープランは2年契約で更に年間777円、月額64円割引されます。もし、途中解約する場合は既割引分を清算するだけです。引越しや料金プラン変更の場合は清算の対象外です。
上記の表で、ガスの使用量が「㎥」で記載されています。「0~5㎥」と書かれていても、どのくらいか見当がつきません。それぞれの使用量で毎月のガス料金がどのくらいかを記載しておきます。
※ガス料金=基本料金+基準単位料金×使用量で計算しています。
使用量 | ガス料金の目安 |
---|---|
0~5㎥ | 2107円 |
5~15㎥ | 2107円~4530円 |
15~30㎥ | 4530円~7948円 |
【例】 5㎥の使用でガス料金はおおよそ2107円です。
契約アンペアは自宅のブレイカーを見ればわかります。
セットで契約しない場合の料金です。
九州電力には、夜間のプラン以外には主に2つのプランがあります。
以前から九州電力を利用している方は、従量電灯Bを契約している方が多いと思います。スマートファミリープランは電力の自由化後(2016年以降)のプランです。
再エネ賦課金
29年度は2.64円/kWh
従量電灯Bとマートファミリープランは基本料金は同じです。
従量電灯B | スマートファミリープラン | |
---|---|---|
10アンペア | 291.6円 | |
15アンペア | 437.4円 | |
20アンペア | 583.2円 | |
30アンペア | 874.8円 | |
40アンペア | 1166.4円 | |
50アンペア | 1458.0円 | |
60アンペア | 1749.6円 |
アンペアの変更、アンペアリミッターの取替は無料です。
300kWh超過するとスマートファミリープランの方が1kWhの料金単価が安くなります。
従量電灯B | スマートファミリープラン | |
---|---|---|
1kWhの料金単価 | ||
120kWhまで | 17.19円 | 17.19円 |
120kWh超過~300kWhまで | 22.69円 | 22.69円 |
300kWh超過 | 25.63円 | 24.55円 |
スマートファミリープランには2年契約割引の適用もあり、年間777円お得になります。もし、途中解約する場合は既割引分を清算するだけです。引越しや料金プラン変更の場合は清算の対象外です。
区分 | A | B | C | D |
---|---|---|---|---|
使用量 | 0~15㎥ | 15~30㎥ | 30~100㎥ | 100㎥以上 |
基本料金 | 896.4円 | 1112.4円 | 1533.6円 | 2127.6円 |
基準単位料金 | 242.28円/㎥ | 227.88円/㎥ | 213.84円/㎥ | 207.9円/㎥ |
上記料金は消費税は含まれています。原料調整の調整額は含まれていません。調整額は毎月変動します。
一般的なプランと新プラン(ヒナタメリット)の比較
従来のプラン | ヒナタメリット | |||
---|---|---|---|---|
基本料金 | 基準単位料金 | 基本料金 | 基準単位料金 | |
0~15㎡ | 896.4円 | 242.28円/㎥ | 950.4円 | 238.68円/㎥ |
15~20 | 1112.4円 | 227.88円/㎥ | 1112.4円 | 227.88円/㎥ |
20~30 | 1112.4円 | 227.88円/㎥ | 1490.4円 | 208.98円/㎥ |
30~100 | 1533.6円 | 213.84円/㎥ | 1490.4円 | 208.98円/㎥ |
100~ | 2127.6円 | 207.9円/㎥ | 1490.4円 | 208.98円/㎥ |
上記料金は消費税は含まれています。原料調整の調整額は含まれていません。調整額は毎月変動します。
5㎥~30㎥の料金を計算すると・・(基本料金+基準単位料金×使用量)
従来のプラン | ヒナタメリット | |
---|---|---|
5㎡ | 896.4円+1211.4円=2107円 | 950.4円+1193.4円=2143円 |
15 | 896.4円+3634.2円=4530円 | 950.4円+3580.2円=4530円 |
15~20 | 同じ | |
30 | 1112.4円+6836.4円=7948円 | 1490.4円+6269.4=7759円 |
15㎥未満の場合はヒナタメリットが高めになりますが、30㎥以上の場合、ヒナタメリットがお得です。つまり毎月のガス料金が7900円位の方はヒナタメリットがお得かも知れません。
https://life.vogue.tokyo/electric2